音の懸け橋|三重県ピアノ調律師のブログ
楽器店を経営する調律師のブログです。ピアノのあれこれUPしたいと思っています。ホームページも見て下さい~。http://www.asahigakki.com/

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ブリュートナー ドイツ製ピアノ 

先日、津市のレスナー宅に調律でお伺いした時の写真です。このときは3台のピアノの内、2台の調律にお伺いしました。その1台、ドイツ製のブリュートナーです。数年前当店でお買い求めいただいたピアノです。ドイツ製と言えば、スタインウェイが有名ですが、このブリュートナーもとってもなめらかで、癖のない澄んだ音で唄ってくれて、名器と言うにふさわしい楽器です(お値段も名器にふさわしい価格ですが・・・



調整が必要な個所は国産に比べて多いですが、その分きちんと調整してあげれば楽器がそれに応えてくれ、響きが全然変わります。これは、国産のピアノメーカーよりも顕著に現れます。

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ブリュートナーの代表的な特徴として、高音部の4本弦です。通常国内外ほとんどのピアノで、高音部は1音に対して3本弦です。下写真をよく見てもらうと4本づつの構成になっているのがわかると思います。これはアリコートシステムといって、3本の弦をハンマーの打弦によって振動させるのとは別に、空気を伝わる振動で共鳴させ、独特の響きを持たせます。

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皆さん、ご存じでしょうが、グランドピアノの左ペダル(シフトペダルとかソフトペダルと言われている)を踏むと、鍵盤全体が左へシフトすると思います。当然、中に入っているアクション全体が左へシフトしています。この効果で、ハンマーが3本の弦を打弦してりるところを、2本(正確には2本半って所でしょうか)しかハンマーが当たらないようにして、少し柔らかい音を出しています。当然4本弦のブリュートナーでは、通常の構造では4本目に当たってしまします。それを回避するために弦を抑えているベアリングの部分が切り欠いてあって、一番右の弦だけ上に上がっているのがわかると思います。これで、アリコート用の弦はハンマーに打弦されないようになっています。小さな事ですが、積み重なって大きな効果になります

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アクションは当然レンナー社製です。

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今回は、鍵盤をピアニッシモで弾くと、ギューと少し雑音が・・・ どうやらサポート(接合部のサポートヒール)という部分とキャプスタンとの接合部で雑音が発生していました。これは、国産のピアノでもある事です。鹿皮の貼ってある専用磨き棒で全キー掃除しました。これで、タッチもスムーズになりました。

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以前には、ハンマーのシャンクとサポートレバーレジュレーチングスクリューが接触してカチンカチンと雑音がして原因究明に苦労しました。このような事はあまり国産ピアノにはないことですね。

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2台の調律が終わり、乾燥材を入れ替えようと新しい袋を開けると・・・・この日最大の悲劇が・・・取り出した乾燥剤が不良品で・・・・・袋の底からジャ~っと・・・・掃除に30分を要した大惨事になってしまいました・・・トホホ

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[2012/05/20 21:12] まとめwoネタ速neo

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