音の懸け橋|三重県ピアノ調律師のブログ
楽器店を経営する調律師のブログです。ピアノのあれこれUPしたいと思っています。ホームページも見て下さい~。http://www.asahigakki.com/

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音の懸け橋ユーザーから悲鳴の声・・・”不誠実な業者”

本日は、津市のレスナー宅でグランドピアノの調律と松阪市で新規のお客様の調律そして、鈴鹿市でこの”音の懸け橋”の愛読者の方からご相談があり、現状の確認のために訪問しました。どうやら、高額修理したにもかかわらず、以前の状態より悪くなったと言う事なので一度見て欲しいとのことでした。結果は・・・とりあえず

午前中は津市のレスナー宅でヤマハのグランドピアノの調律です。

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昨年から私のほうでメンテナンスさせてもらっているピアノで、昨年は調整のひどかった箇所(ソステヌートペダルが機能していなかった)等、大きな所から手を入れていたので、今年はもう少し、タッチに影響するような調整をしました。スプリング調整はこんな感じの工具で調整します。

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一通りの整調作業をさっと済まし、サポートと呼ばれるグランドピアノ特有の部品を支えるスプリングの調整を主にしました。弾いているうちに弱くなる事が大半で、これをキチンと調整してあげないと、ジャックと言う部分の戻り(入り)が悪く、トリルや、トレモロと言った連打性を損ないます。強すぎると、手にコツンコツンと不快な感じがします。スプリング調整のためサポートから左右に外すのですが、コイルの形状の無理のない方向(鍵盤手前にしてサポートの左方向)に外します。工具を右で持つため左に外すとやりにくいですが、部品を痛めないためにそのようにしています。(国産ピアノは右に外しても問題はありませんが、スタインウェイ等の輸入ピアノを調整するときは注意が必要ですので、普段からそのようにしています)

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午後からは、松阪市にて新規のお客様です。数年前、新居にピアノを運搬してきた時、すぐでなくてもいいので修理した方が言いと言われ(三重県外の業者)そのままにしておいたので見て欲しいとの事でした。費用が15万とか25万とか言われたとか(はっきりした金額は覚えていないとのことですがそのくらいしていたそうです)・・・んん~、すぐしなくて良い修理でその金額はありえるのだろうか・・・と言う疑問のなか伺いました

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結果は、鍵盤下のパンチングクロスというクロスの虫食いと、鍵盤フロント、バランスのブッシングクロスの虫食いでした。全部なくなっていれば即修理ですが、何とか使えるレベルでしたので、相談すると使ってて支障が出れば修理する事になりました。費用は交換後の調整代(整調代)も含めて10万円以内でできそうです。ピアノはヤマハのUX5と、とてもよいピアノなのでこれからは大切にメンテナンスするようお願いしておき、今日は調律と清掃だけになりました。

さてさて、問題の音懸けユーザー様からのご依頼ですが、結果から言うと不誠実な業者さんに当たってしまったというか、開いた口が塞がらない級にビックリの連続と言うか・・

まず、第一に修理から戻ってきたその日から、鍵盤が上がらなく音が出ないキーが多数出たとのこと・・
ためしに弾いてみると、現在もこんな状態です

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あらあら、これは調整不足と言うか調整してないというべきか・・・
どうやら、鍵盤のフロントとバランスのブッシングクロスを交換しているようで、フェルトの厚さを間違えたか、調整せずに鍵盤をはめただけなのかは分かりませんがこれでは、お客様にとったら壊されたと言われても仕方ない状態です。

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次にお客様が不振に思われたのは、弱音ペダルが機能していたのに、壊れている・・・その主旨を、業者に言うと古いピアノでさび付いていてどうしようもない、私は知らないと言われたそうで・・・
もし本当に錆びてどうしようもなければ、新しい物に変えるとか、修理するのが仕事では・・・「私は知らない」とは・・・トホホな対応です。
実際は錆びているのでもなんでもなく、分解してちょちょっといじれば元通りになったのですが・・・同業者として情けない(-_-;)
修理代金としては10万かかっていましたが、内容からして法外な金額ではないのですが、修理内容と対応が最悪と言った所でしょうか。(修理できてないのでお客様からしてみたら法外でしょうが・・・)
鍵盤の上がらないのは、鍵盤数が多いものの(ほぼ全鍵)調整してもらえば治るでしょうと伝えて、後はお客様の判断です。
ただ、不信感満載になっているので、もうその方には触ってもらいたくないとのことです。それならと、一応修理代金を(一部でも)返金してもらえばとアドバイスしておきました。まあ、お客様の気持ちとして当然でしょうか。他にも、鍵盤押さえのナットが3つなくなっているとか、あったはずの調律カードがないとか・・・ずさんとしかいいようが・・・
その業者に頼んだきっかけは、地方紙の特集記事だったそうです。古いピアノの修理が得意みたいな感じで掲載されていたみたいです。出版社の審査基準も問われそうな感じですね(*_*)
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